Tashinamu

お茶を嗜む
お茶のトリビア

その長い歴史の中でいろいろな形で生活に取り入れらてきました。 
知っているようで実は知らない、お茶にまつわる豆知識。 あなたはいくつご存知ですか?

湯呑に取っ手がないのはなぜ?

コーヒーカップや紅茶カップには取っ手がついていますよね。では湯呑はどうでしょう?
お茶を淹れるのに適したお湯の温度は“手で湯呑を持てるほどの熱さ”。なので湯呑には取っ手が必要ない、ということから、取っ手がつけられなかったと言われています。

お茶は万病の薬

子供の頃、お茶でうがいをした経験はありませんか?実はそれにはちゃんとした根拠があります。茶葉はウイルス性の病気への抗体や、ウイルスと戦う際に必要な抗酸化物質(カテキン)を多く含んでいます。そのためお茶を飲むことで風邪などの予防につながり、「健康に良い」とされています。

出がらし茶葉の意外な活用法

お茶を楽しんだ後の茶葉は、掃除に便利なお役立ちアイテム。湿った茶葉を畳の上にまいて、箒で掃くと埃や臭いを吸着してくれます。靴箱の消臭にも効果的です。
さらに茶葉のカテキンは、肌かぶれにも効果的。赤ちゃんのオムツかぶれなどには、出がらしの茶葉を布に包んでお湯につけ、お尻をやさしく拭いてあげてください。

身近なところにある「お茶」

「お茶」は、普段なにげなく使っている言葉にもしばしば出てきます。その語源を紐解いてみると、私たちとお茶の深いつながりが見えてくるかもしれません。

例えば、「お茶の子さいさい」という言葉。「お茶の子」とはお茶菓子のことです。すぐにつまめてお腹にたまらないことから、転じて「簡単にできるさま」として言われるようになりました。ちなみに「さいさい」は、民謡などで調子を整える言葉。口にするだけでちょっと楽しくなりますね。

「二番煎じ」も、一度煎じた茶葉でもう一度お茶を入れることから生まれた言葉。「前の繰り返しで新鮮味のないこと」という意味ですが、一煎目を少し丁寧に淹れれば、二番煎じでもおいしく飲むことができますよ。

参考:日本語語源辞典(学研辞典編集部)