Tashinamu

お茶を嗜む
淹れ方講座

お茶は淹れ方の違いで味が変化する繊細な飲み物です。 「一番美味しく飲める」とされる淹れ方ありますが、 
そもそもお茶は嗜好品。 自分の好みの淹れ方を見つけることもまた、お茶の嗜み方の一つと言えます。 
なにごとも、 まずは基本から。 飲まれる機会の多い煎茶を例に、 “お茶のプロ”であるはまだの茶師が、 3つのお茶の淹れ方を伝授します。

まずはこれをマスター
本の淹れ方

一煎目は、湯を少し冷ましてから注ぐのがポイント。二煎目からは茶葉が十分に開いているので、熱いままのお湯を急須に注ぎ、10秒ほど待って淹れてください。一煎ごとに変化するお茶の味わいをお楽しみください。
ちょっとした一手間で、二煎目、三煎目まで美味しく召し上がっていただけます。

  • STEP

    1

    沸騰したお湯を人数分の湯呑に注ぎ、湯呑を持っても熱すぎない温度になるまで少し冷まします。

  • STEP

    2

    急須に茶葉を入れます。煎茶の場合、2杯分で茶さじ大盛り1杯が目安です。

  • STEP

    3

    ①で冷ました湯を急須に注ぎ、1分ほど蒸らします。

  • STEP

    4

    お茶を湯呑に注ぎます。人数分の湯呑に少しずつ注いでいく“廻し注ぎ”をすることで、量や濃さを均一にします。旨みを逃さないよう、最後の一滴まで注ぎ切ってください。

暑い日やパーティーに
出し茶の淹れ方

まろやかな旨みが抽出され、苦味が少ない水出し茶。冷蔵庫に入れておくだけで、お手軽に美味しい冷茶が楽しめます。同じ茶葉で3度ほど抽出できます。作りおきしたお茶はその日のうちにお飲みください。

  • STEP

    1

    フィルターインボトル、もしくは水出し専用ボトルを用意し、茶葉と水を入れます。水750mlに対し、茶さじ大盛り1杯の茶葉が目安です。お好みで濃さを調節してください。

  • STEP

    2

    冷蔵庫に入れ、1時間〜2時間かけてじっくり抽出します。

お茶を極めるなら
出し零茶の淹れ方

氷とともに溶け出た濃厚な旨みを味わう、一度にほんの少ししか抽出できない玉露の贅沢な飲み方。上質な茶葉本来の旨みが楽しめます。

  • STEP

    1

    急須に氷を入れ、茶さじ大盛り1杯の茶葉を上からかぶせます。

  • STEP

    2

    冷水を少し茶葉の上にかけ、2〜3分おいて抽出します。