Tashinamu

お茶を嗜む
お茶の種類

お茶にはたくさんの種類がありますが、 元々は同じ茶葉からできていることをご存知ですか? 育て方や仕上げ加工の違いによって、 様々な味や香りのお茶となってみなさんの元に届きます。 
それぞれお茶の趣を知って、 シーンによって飲み分けてみてはいかがでしょうか。

  • 煎茶(せんちゃ)

    製造工程での蒸し時間が短いため、「浅蒸し」や「普通蒸し」とも言われるお茶。水色(すいしょく)が薄く透き通っているのが特徴です。

  • 深蒸し茶(ふかむしちゃ)

    煎茶よりも2〜3倍の時間をかけて蒸したお茶。葉が細かくなった粉が多く含まれるため、水色と味が濃く、味に深みがあるのが特徴です。知覧茶はほとんどがこの「深蒸し茶」です。

  • 番茶(ばんちゃ)

    9月頃より摘まれる、硬くなった茶葉や茎などを原料として作るお茶。タンニンが多いためさっぱりした味ですが、渋みがあり、ほうじ茶や玄米茶に使われることが多いです。カフェインが少ないのが特徴です。

  • 玉露(ぎょくろ)

    茶葉に覆いをかけ、日光を避けて栽培します。直射日光に当てないことで茶葉の光合成を活発化させ、旨みとなるアミノ酸(テアニン)が多くなります。旨みが多く苦みが少ないのが特徴で、高級茶の代名詞として知られています。

  • くき茶(くきちゃ)

    お茶を作る過程で選別された茎のみが原料。爽やかな香りと甘みが特徴のお茶です。

  • ほうじ茶(ほうじちゃ)

    火入れ工程で、番茶や煎茶を強火で炒ったお茶。香ばしい香りと透き通った茶色の水色が特徴です。カフェインが少ないため、お子様からお年寄り、妊婦さんにも飲みやすいお茶です。

  • 粉茶(こなちゃ)

    お茶を作る過程でふるい分けされた粉状のお茶。色が濃く旨みが多いのが特徴です。

  • 玄米茶(げんまいちゃ)

    番茶や煎茶に、高圧で炒った玄米を加えたお茶。番茶や煎茶のさっぱりした味と、玄米の香ばしい香りを楽しめます。

  • 抹茶(まっちゃ)

    碾茶(てんちゃ)と呼ばれる、独特の製法で栽培された茶葉を、石臼などで粉末にしたお茶です。

  • 紅茶(こうちゃ)

    緑茶を作る過程で、茶葉を発酵させて作ります。発酵の度合いによって全く違う味わいになるのも、お茶の面白いところです。

  • 粉末茶(ふんまつちゃ)

    煎茶を粉末状にしたお茶。茶葉の栄養を丸ごと摂取できるため、健康に良いと注目されています。